2023/06/19
高さを自由に調節可能で、体格差やさまざまな作業姿勢に対応しやすいことが、電動昇降デスクの魅力です。ただし、天板の高さのみがデスクの使い勝手を左右するわけではありません。快適にデスクを使うためには、高さに加えて天板のサイズや種類などを確認しておくことも大切です。
ここでは、電動昇降デスクを購入する際に確認したい、天板のサイズや種類の基礎知識についてご紹介します。
- 電動昇降デスクを選ぶ際に確認したい天板のサイズ
- 横幅
- 奥行き
- 天板の厚み
- 天板のサイズ以外に確認しておきたいポイント
- 天板の端の形状
- 素材はメラミン化粧板がおすすめ
- 販売元や生産者を確認しておこう
- おしゃれで使いやすいコクヨの電動昇降デスク
- SEQUENCE
- STANDSIT-W
- STANDSIT
- 電動昇降デスクは天板にもこだわるのがポイント
1. 電動昇降デスクを選ぶ際に確認したい天板のサイズ
電動昇降デスクを選ぶ際は、使い勝手や設置できる場所に関わる、天板のサイズを確認しておくことが大切です。デスクの天板選びでポイントとなる、横幅、奥行き、厚みの考え方についてご紹介します。
ただし、電動昇降デスクは天板が上下に動くため、実際には壁面や隣り合うものとの距離を確保する必要があります。実際に設置する際は、天板のサイズ+αのスペースが必要になる点を覚えておきましょう。
横幅
デスクワークで使用するにあたり、天板の横幅は、1000mmが選ばれやすいサイズです。横幅が1200mm程度あるテーブルの場合、パソコンと一緒に書類やノートなどを置くスペースも確保できます。
モニターを2台設置するデュアルモニター(デュアルディスプレイ)環境を整えたい方は、スペースが広く使える横幅1400mmほどのデスクを選ぶと良いでしょう。
ただし、横幅が広いデスクほど、設置スペースも大きく取ります。コンパクトに設置したい場合は、幅900mmの机を選ぶのもおすすめです。
奥行き
快適な作業環境を整えるには、横幅に加えて奥行きの確認も重要です。大きめのモニターを使用した際の圧迫感を抑えたい場合は、奥行き700mm程度を目安にすると良いでしょう。
ノートパソコンを使用する場合や、省スペースを重視したい場合は、奥行き600mmほどの机がベストです。デスクの隅まで手が届きやすいため、使い勝手が良くなります。
天板の厚み
横幅と奥行きに加えて、天板の厚みも重要です。厚みがあるほど頑丈な作りになるため、安定感は増すことが多い一方で、厚みや天板のデザイン次第では、モニターアームの取り付けが難しくなる可能性もあります。
モニターアームを使用したい場合は、モニターアームを取り付けられる厚みやデザインなのか、耐荷重がどれくらいあるのかを確認しましょう。
モニターアームを取り付けられるデスクの場合も、天板の正面真ん中のみ取り付け可能、左右の辺りには取り付けできないなど、商品によって取り付け可能な位置は異なります。どこに取り付けることができるかも、併せて確認すると安心です。
2. 天板のサイズ以外に確認しておきたいポイント
サイズ以外にも、端(エッジ)の形状や天板の素材などを確認することで、より使い勝手に優れた電動昇降デスクを選びやすくなります。天板のサイズ以外で確認したいポイントは、以下のとおりです。
天板の端の形状
天板の手前の端(エッジ・木口)は、デスクの使い心地に大きく影響する部分です。例えば、エッジが角張っているデスクの場合、腕を置いた時に角が当たって不快に感じるという方もいます。
丸みを帯びた形状になっている、柔らかいソフトエッジの採用など、当たりが気になりにくいデスクを選ぶと快適です。
デスクにシャープな印象を持たせたい場合は、エッジの下側を斜めに削っている「船底型」の商品を選ぶのもおすすめです。
素材はメラミン化粧板がおすすめ
電動昇降デスクの天板に使われている素材も確認しておきましょう。デスクの天板素材には複数の種類がありますが、耐久性やメンテナンス性の面ではメラミン化粧板が最適です。
メラミン化粧板は傷に強いだけでなく、耐熱性や摩耗性、耐水性なども備えています。汚れがつきにくく、汚れてしまってもすぐ拭き取れるため、簡単なお手入れで長く使い続けることができる点もメリットです。
また、カラーリングやデザインの幅が広く、好みや用途に応じてカラーを選ぶこともできます。
販売元や生産者を確認しておこう
電動昇降デスクには、電気で駆動する部品が搭載されています。モーターやボタンの寿命、ケーブルの断線などが原因で、故障する可能性は捨てきれません。
万が一の故障に備えて、長期的なアフターサービスの実績があるメーカーを選んでおいた方が安心です。
3. おしゃれで使いやすいコクヨの電動昇降デスク
コクヨでは、天板のカラーリングが豊富で、おしゃれに使いやすい電動昇降デスクを取り扱っています。昇降時にものに当たると数cm戻る安全機能や、レバーに高さが表示される機能、天板の高さを記憶させるメモリー機能を多くのモデルが搭載しているため、使い勝手に優れている点も魅力です。
ここでは、商品ごとの特徴をご紹介します。
SEQUENCE
天板を630mmまで下げることができる、背の小さい方でも使いやすい電動昇降デスクです。横幅は最大1750mm、奥行きも最大775mmと天板サイズが大きめなので、たくさんのものを置くことができます。天板やエッジの形状、サイズ、カラーバリエーションが豊富で、使い方や好みに合わせて選ぶことができる点も魅力です。
また、チルトテーブルタイプは、デスク天板の傾斜角度を0°~12°の間で任意に調整できるため、首が起き上がり視線も上がることで首の筋負担が軽減されます。
⇒SEQUENCEの商品詳細・購入はこちら
STANDSIT-W
シンプルな機能とデザイン、幅広いサイズ展開が魅力のエントリーモデルです。エントリーモデルながら、国内のコクヨ自社工場で生産しています。作業環境を整えたい方や、ダイニングテーブルと作業スペースを兼用したい方、複数人で同じテーブルを使用したい方などに最適です。
脚のベース部は中心に向かって傾斜が付いているため、下に配線を通すこともできます。
⇒STANDSIT-Wの商品詳細・購入はこちら
STANDSIT
天板サイズは横幅900mm、奥行き580mmとコンパクトで、省スペースに設置できるタイプです。フットレストが付いているため、リラックスして座った時の後傾姿勢もサポートします。デスクの脚が1本なので、離席の際に足に当たりにくい点も魅力です。
エッジには、さまざまな姿勢で腕を置く際の心地良さに配慮し、柔らかい素材を採用しています。
デスク奥にある配線トレーは、天板を広げたり、配線ダクトにしたり、小物を置くスペースにしたりと、幅広い方法で活用可能です。ツールトレー付きのサイドパネルや、ツール類を収納できるオープントレーといったオプションを活用することで、自分好みの作業環境を構築できます。
⇒STANDSITの商品詳細・購入はこちら
4. 電動昇降デスクは天板にもこだわるのがポイント
電動昇降デスクは「天板の高さをどれくらい調節できるのか」に目が行きがちですが、天板のサイズや種類も、使い勝手を左右する重要なポイントです。デスクに何をどれくらい置きたいのか、どんな空間に設置するのかなどを踏まえて、しっかりと確認しておきましょう。
おしゃれで使い勝手に優れた電動昇降デスクをお求めの方は、天板にもこだわってみることをおすすめします。
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