2022/12/01
在宅勤務をすることが増えた、これから始まるといった理由で、自宅の作業環境を整えるために、新しい椅子を購入しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。近年はeスポーツの認知度向上もあり、自宅用のチェアとして、ゲーマー向けに作られた「ゲーミングチェア」の人気も高まってきています。
自宅で仕事を行う際は、ゲーミングチェアとオフィスチェアのどちらが適しているのでしょうか。
ここでは、それぞれの違いを比較しながら、在宅勤務におすすめのチェアをご紹介します。
- ゲーミングチェアとオフィスチェアの違い
- リクライニングの角度
- チェアの形状・デザイン
- 座面の特徴
- ヘッドレストやランバーサポート
- 肘掛け
- ゲーミングチェアとオフィスチェアはどちらが良い?
- 在宅勤務におすすめのコクヨのオフィスチェア
- ingLIFE
- Duora2
- Wizard4
- Mitra2
- 用途に適したチェアを選ぶことが大切
1. ゲーミングチェアとオフィスチェアの違い
ゲーミングチェアもオフィスチェアも、どちらも長時間座ることを念頭に作られた椅子である点は同じです。機能性などに違いはあるのでしょうか。
いずれも価格帯に応じて機能性が変わるため、数万円以上のクラスにおけるゲーミングチェアとオフィスチェアにおいて、それぞれどのような違いがあるのかをご紹介します。
リクライニングの角度
2つのチェアを比較すると、180°のフルフラットで倒せるなど、ゲーミングチェアの方がリクライニングの角度が大きい傾向にあります。リクライニング角度が大きく、フットレストが付いているものなら、椅子で横になって休むこともできます。
一般的なオフィスチェアは、ゲーミングチェアに比べるとリクライニングの角度は緩やかです。ただし、リクライニングの強さを変えられる、体重を感知して角度が変化する、機能をロックして背もたれを固定できるなど、好みに合わせて細かな調整を行えます。
また、背もたれや座面を揺らすことができる「ロッキング」機能を備えているものも多く見られます。
チェアの形状・デザイン
チェアのシートの形状も、それぞれで大きく異なります。
ゲーミングチェアは、「バゲットシート」と呼ばれる形状を採用しているものが一般的です。背もたれが長く、体を包み込むような形状になっています。
また、お部屋のインテリアに浮くような、独特なフォルムや派手なカラーリングのものが多い点も特徴です。
一方でオフィスチェアは、長時間座った時に正しい姿勢を保ちやすくするための形状をしており、腰をサポートするランバーサポート機能も充実しています。
シンプルなデザインやカラーのモデルも展開されているので、リビングなどのお部屋に違和感なく合わせることが可能です。
座面の特徴
ゲーミングチェアは、ゲームの展開に瞬時に反応できるよう硬めの座面で体をしっかり受け止め姿勢を固定できる仕様が特長です。
一方で、オフィスチェアはクッション性に優れた座面を採用して、体圧を分散して受け止める仕様になっています。長時間座り続けるデスクワークでも、体の負担を軽減することが可能です。
ヘッドレストやランバーサポート
ゲーミングチェアは、背もたれが高くヘッドレストが付いているなど、後傾姿勢でゲームをプレーしやすいように設計されているものが多くを占めています。
オフィスチェアはヘッドレストが付いているタイプとないタイプがあり、ハイバックやローバックなど背の種類も豊富で、普段の姿勢や好みに応じてチェアを選ぶことができます。
また、どちらのタイプも座っている際の腰をサポートする「ランバーサポート」を備えている場合がありますが、オフィスチェアの方がサポート強度や位置などの微調整をしやすいことが魅力です。
肘掛け
ゲーミングチェアは、ゲーム中に腕を休ませられるように、肘掛け(アームレスト)を搭載しているものがほとんどです。多くの場合、上下や前後左右など、体格や姿勢に合わせて動かせるようになっています。
オフィスチェアは、肘掛けの有無や形状、動かし方などを、多様な種類の中から自分の好みに応じて選ぶことが可能です。
立ったり座ったりすることが多い場合は、あえて肘掛けがないチェアを選んで、左右に動きやすい環境を作るといったこともできます。
2. ゲーミングチェアとオフィスチェアはどちらが良い?
パソコンでゲームをプレーする際は、基本的には両手でキーボードをタイプする機会はあまり多くありません。頭までしっかり背もたれに預けた後傾姿勢でプレーできます。
一方で、メールを打ったり、ウェブ会議に参加したりするなど、仕事でパソコンを使用する場合は、頭が前方に出る前傾姿勢を取ることが多いです。
このように、ゲームプレーと仕事では座る際の姿勢が異なり、チェアもそれぞれの姿勢に合わせて作られています。
後傾姿勢でゲームを楽しんだり、座っている最中の姿勢の変化が少なかったりする場合はゲーミングチェアを、長時間のデスクワークで使用する場合はオフィスチェアを選ぶのがおすすめです。
用途に適したチェアを選べば、より快適に過ごしやすくなります。
3. 在宅勤務におすすめのコクヨのオフィスチェア
最後に、長時間のデスクワークにおすすめの機能的なオフィスチェアを幾つかご紹介します。
ingLIFE
座面が360°自由に動く「グライディングメカ」を搭載していて、座るだけで自然に動きやすい着座姿勢に整えてくれるチェアです。肘掛けは固定されているので、握りながら体を揺らすことで、効果的にリフレッシュできます。
座面は幅が大きめで、ゆったりと自由な姿勢で座りやすい点も魅力です。
また、カジュアルなデザインなので、自宅のインテリアに違和感なく合わせられます。
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Duora2
自宅でも使いやすいスタイリッシュなデザインながら、多くの機能を搭載したオフィスチェアです。着座姿勢に合わせて背骨を自然なS字形状に促す「ペルビックアジャストサポート」や、腰部から骨盤部をサポートするランバーサポートなどを搭載しています。
座る人の体重に合わせてロッキング強度を自動で調整してくれるので、ご家族で共有して使うのも良いでしょう。
また、肘掛けには上下前後にスライドする可動肘もあり、ヘッドレスト付きタイプもラインナップしているなど、好みに応じたチェアを選べます。
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Wizard4
大きな動きから作業中の小さな動きまで、体のさまざまな動きを受け止めることで、サポート感とフィット感を両立しています。肘掛けは前傾姿勢でも後傾姿勢でも、体の近い位置に移動できる「クランクスライドアーム」で、作業姿勢の変化にも柔軟に対応可能です。
他にも、可動式のランバーサポートやポスチャーサポートシートによる体圧分散など、長時間のデスクワークも快適に行えるようにデザインされています。
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Mitra2
細部のクオリティにまでこだわった上質なデザインが、空間に軽やかな印象を与えるチェアです。人気カラーやトレンドカラーも盛り込んだ豊富なバリエーションから、好みのチェアを選ぶことができます。
ランバーサポートやロッキング機能といった作業姿勢をサポートする機能も搭載しているので、パソコンを使った作業も快適に行えます。
また、デスクの高さや着座姿勢に合わせて、座面の高さや奥行き、肘掛けの位置などを調整することも可能です。
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4. 用途に適したチェアを選ぶことが大切
長時間座るシーンで使われることが多いゲーミングチェアとオフィスチェアですが、ゲーミングチェアはゲームプレーに、オフィスチェアはパソコン作業などに合うように作られています。
それぞれ目的と用途が異なるので、どちらで使うことが多いのかを踏まえて選ぶことが重要です。
在宅勤務など、パソコン作業をメインに行う場合は、快適な作業環境を整えるために、オフィスチェアを用意することをおすすめします。
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