2023/06/19
「デスクワーク」と聞くと、椅子に座って作業を行うイメージを持つ方は多いでしょう。長時間座り姿勢を続けると、下半身の血流の悪化や腰痛など、健康面のリスクが増す恐れがあります。長時間座り続けることを防ぐことができると近年注目を集めているのが、昇降デスクを使って立ったり、座ったりしながら作業を行う「スタンディングワーク」です。
ここでは、電動昇降デスクのメリットやデメリット、使用時の注意点、効果的な使い方のポイントなどをご紹介します。
- 電動昇降デスクを使うメリット
- 姿勢に応じてデスクの高さ調節が簡単に行える
- 気分転換につながる
- 電動昇降デスクを使う際の注意点
- 重量があり組み立てが難しい場合も
- 配線整理に工夫が必要
- 寿命の問題も
- 電動昇降デスクの上手な使い方
- 安心して使えるコクヨの電動昇降デスク
- SEQUENCE
- STANDSIT-W
- STANDSIT
- 電動昇降デスクで作業の快適度を高めよう
1. 電動昇降デスクを使うメリット
昇降デスクは、昇降方法からガス式や手動式などの種類に分けられます。スタンディングワークの際は、電気の力で昇降する電動昇降デスクを用意するのがおすすめです。電動昇降デスクの持つ魅力やメリットをご紹介します。
姿勢に応じてデスクの高さ調節が簡単に行える
近年は、長時間座り続けることによる健康へのリスクを下げるために、定期的に立って仕事を行うスタンディングワークが注目を集めています。昇降テーブルを活用すれば、姿勢の変化や体格、椅子の高さなどに応じて、天板の高さを自由に変えることが可能です。
しかし、ガス式や手動式の昇降デスクは、天板を動かすのに手間や時間がかかる場合もあります。天板の高さ調整が難しいデスクでは、昇降機能を使わなくなってしまうかもしれません。
一方で、電動昇降デスクは、ボタンやレバーを操作するだけで、天板の高さを自由に変えることができます。好みの高さを記録する「メモリー機能」を搭載しているタイプなら、ボタンを押すだけで設定した高さに調整可能です。
また、座り姿勢も個人差があるうえに、体を前に傾けたり、後ろに体を預けてリラックスしたりと、作業内容や状況で変わります。天板の高さを調整できる電動昇降デスクの場合は、姿勢の変化や体格、椅子の高さなど、状況に応じて高さを調整できるので、座りながら行う作業も快適です。
気分転換につながる
近年は、在宅勤務も一般化してきました。在宅勤務の際は、仕事部屋とお手洗いを行き来するだけで、体を動かす機会が減る方が多いのではないでしょうか。1日中家にこもって作業をしていると、運動不足を感じたり、気分転換が図りにくかったりすることもあるはずです。
電動昇降デスクで立ったり、座ったりを繰り返せば、定期的に姿勢や視線が変わるため、着座姿勢のまま作業を続けるよりも、気分転換を行いやすくなります。体を適度に動かすことにつながり、リラックスしたり、作業に集中したり、気持ちにメリハリをつけやすくなる点もメリットです。
2. 電動昇降デスクを使う際の注意点
電動昇降デスクは、一般的な机と異なる注意点があります。電動昇降デスクならではの注意点と、それぞれの解決法を確認しておきましょう。
重量があり組み立てが難しい場合も
天板を動かすモーターが搭載されているため、電動昇降デスクは一般的な机に比べて本体が重く、1人では組み立てたり、動かしたりするのに苦労することが考えられます。商品によっては、組み立てに電動ドライバーが必要な場合もあります。
自分1人では組み立てるのが不安、組み立てた後に設置場所まで動かせるかわからないという方は、組み立てを代行してくれるサービスを活用するのがおすすめです。
コクヨでは、お届け商品の開梱や組み立て、設置、梱包材回収まで行う「ラクラク納品サービス」を実施しています。組み立てにお悩みの方は、ぜひご活用ください。
⇒ラクラク納品サービスのご案内
配線整理に工夫が必要
天板が昇降したり、デスク自体の配線が増えたりするため、テーブル周りの配線をきれいに片付けるのに工夫が必要です。普段と同じ感覚で配線すると、昇降した際にケーブルがたるんで見栄えが悪くなったり、テーブルが乱雑になったり、ケーブルが抜けたりする可能性があります。
動きが生じる場所にケーブルを配置するのは避ける、結束バンドでまとめておく、配線トレーを活用してケーブルを隠すなどの対策を行いましょう。
寿命の問題も
電動昇降デスクには、電気で駆動する部品が搭載されています。モーターやボタンの寿命、ケーブルの断線などが原因で、故障する可能性は捨てきれません。
万が一の故障に備えて、長期的なアフターサービスの実績があるメーカーを選ぶと安心です。
3. 電動昇降デスクの上手な使い方
立ったままの状態で作業を続けると、疲労がたまったり、足が痛くなったりすることも考えられます。ずっと同じ姿勢を取り続けるのではなく、立ったり、座ったりをバランス良く繰り返すことが大切です。
具体的には、1時間に15分程度を目安に、気分転換したいタイミングで立って作業する時間を取り入れることをおすすめします。
また、自分の体格や作業中の姿勢に合わせて、最適な天板の高さを見つけることもポイントです。最適な高さを見つけることで、座り姿勢の改善につながり、座っている際の疲労感を軽減できます。
4. 安心して使えるコクヨの電動昇降デスク
コクヨでは、昇降中にものに当たると天板が少し戻る安全機能や、レバーに高さが表示される機能、お気に入りの高さを保存するメモリー機能など、安心して使える機能性を備えた電動昇降デスクを取り扱っています。
ここからは、コクヨの電動昇降デスクの特徴や、それぞれの魅力をご紹介します。
SEQUENCE
天板の高さを63cmまで下げることができ、背の低い方でも使いやすい電動昇降デスクです。天板の横幅は最大175cm、奥行きは最大77.5cmとサイズが大きめなので、たくさんのものを置きたい方に適しています。エッジや天板の形状、サイズ、カラーバリエーションが豊富で、使い方や好みに合わせて選びやすい点も魅力です。
また、チルトテーブルタイプは、デスク天板の傾斜角度を0°~12°の間で調整できるため、首が起き上がり視線が上がることで首の筋負担も軽減されます。ものが転がりにくいデスクマットや、手当たりが良くものの落下を防げる形状のソフトエッジを採用しているため、傾斜角度を調整する際も安心です。
⇒SEQUENCEの商品詳細・購入はこちら
STANDSIT-W
シンプルな機能とデザイン、幅広いサイズ展開、安心の国内生産が魅力のエントリーモデルです。天板は66.5cm~126.5cmの間で昇降できるため、さまざまな体格や姿勢に合わせて調整できます。作業環境を整えたい方や、ダイニングテーブルと作業スペースを兼用したい方にも最適です。
脚のベース部は中心に向かって傾斜が付いているため、下に配線を通してテーブル周りをきれいに見せることができます。
また、シンプルな構造で組み立てがしやすい点も魅力です。2人での作業を推奨していますが、1人でも組み立てることができます。
⇒STANDSIT-Wの商品詳細・購入はこちら
STANDSIT
横幅90cm、奥行き58cmとコンパクトな天板サイズで、限られたスペースでも設置しやすいタイプです。フットレストが付いているため、立った時だけでなく、座った時の姿勢にも配慮されています。デスクの脚が1本なので、離席の際に足に当たりにくい点も魅力です。
デスク奥にある配線トレーは、天板のサイズを広げたり、配線ダクトにしたり、小物を置くスペースにしたり、3パターンの方法で活用可能です。加えて、ツールトレー付きのサイドパネルや、ツール類を収納できるオープントレーといったオプションを活用することで、自分好みの作業環境を構築できます。
⇒STANDSITの商品詳細・購入はこちら
5. 電動昇降デスクで作業の快適度を高めよう
電動昇降デスクを用意すれば、自分の体格にぴったりの天板の高さに調節ができますし、ボタンひとつで簡単に作業中の姿勢も変えられます。健康面のリスク低下や、気分転換して作業効率を高められるなど、スタンディングワークの持つ多くのメリットを得ることが可能です。
ただし、天板を動かすモーターの故障や経年劣化が起こることも考えられます。長期保証が付いており、信頼できるメーカーの商品を選ぶようにしましょう。本体が重たいため、組み立て作業が不安な方は組立サービスを活用することもおすすめです。
安心の国内生産で、使い勝手に優れた機能性も搭載しているコクヨの電動昇降デスクで、デスクワーク環境を見直してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事も読まれています