CREATOR'S REVIEW CREATOR'S REVIEW

vol.3

矢野顕子

撮影:水野貴仁、更井真理
文:加藤麻司




クリエイターと、ingLIFEのある生活。
第3回は、ニューヨークのご自宅でingLIFEを
ご愛用される矢野顕子さんの
特別インタビューをお届けします。
ニューヨークから帰国中のお忙しいタイミングで
ingLIFEのために特別インタビューを引き受けてくださいました。

ingLIFEをピアノの椅子として
使ってみたら…
ミュージシャン 矢野顕子 編

リモートワークにぴったりなチェアはないかしら。

矢野顕子さんは普段ニューヨークを拠点に活動されています。
Covid 19の影響で、ニューヨークでもミーティングのほとんどがオンラインになり、
ときには朝から晩まで長時間チェアに座る生活がいきなり始まったそうです。

「自宅にはいろんなチェアがあり、いろいろ試してみたのですが、
コンピュータの前に長時間座って使うには、ぴったりのものがなくて…」

当時、リモート会議用のチェアは、ニューヨークのインテリアショップの
どこも売り切れだったそうです。

「いわゆるオフィスチェアを自宅に置きたくないというのもありました。
どうしようかなとずっと思い悩んでいたんです。」

そんなとき日本のご友人からingLIFEの情報を聞いたのが出会いのきっかけだったそうです。



ingLIFEがニューヨークにやってきた。

日本からニューヨークの自宅にingLIFEが届き、
最初に座ってみた時は、座面が揺れる感覚が不思議だったそうです。

「これはいいわねと思って、ダイニングとか奥の部屋とか、家のいろんなところにズリズリとキャスターを転がして持っていき使っています。
今は食事も全部ingLIFE。私が席を外すとネコが使おうとするので、席を空ける時は座面をひっかかれないようナプキンをかぶせています。」

「お客さんが来たら、ちょっと座ってみて!って試してもらうんです。
みんな最初はウォーッ!って声をあげるんですけど、
そのうちにいいねぇ欲しい!って言い出すんですよ。」

「コーヒーを淹れて、おやつを食べようかなと思った時、どこに座ってもいいわけじゃなくて、ここだ!というように、カラダが呼ぶような感覚があります。
イスってそれくらい、その人のカラダとかマインドの状態と直結していると思いますね。」

揺れる椅子に座って、
ピアノを弾いてみたら…

「座面が動く、このチェアでピアノを弾いてみたらどうなのかしら?」

ある時、半信半疑で、ingLIFEに座ってピアノを弾いてみたそうです。

「ピアノを弾くときにお尻が傾くというのはありえなかったことなのね。
これが新鮮で、新鮮で…。」

「体の動きにあわせて座面がついてきてくれるので、最初に弾いた時は脳が混乱しました。
いや、それはないでしょー!みたいな感覚だったのですが、だんだんいいんじゃないのー!と慣れてきて、今では自分のピアノで自分の好きなやり方で練習しているときはほぼ一体化できています。」

「最近は、曲をつくるときにもingLIFEが活躍しています。
ingLIFEに座って演奏しているうちに脳からほどばしってきたものを、
机のところにピューっと移動してまとめる感じです。
最近の曲の多くは、この子にお世話になっています。」

矢野さんは、ingLIFEに座ってピアノを弾いたり、曲をつくったりするなんて思ってもいなかったと言います。
座面が揺れて、その人にとって心地よい姿勢を自然につくりだすingLIFEには、まだまだいろんな使い方、楽しみ方が生まれそうです。
どんなクリエイティブなシーンにフィットするか想像してみてください。

矢野顕子

矢野顕子

ミュージシャン

矢野顕子

矢野顕子

ミュージシャン

1976年「JAPANESE GIRL」でソロデビュー以来YMO との共演など活動は多岐に渡る。rei harakami との「yanokami」、森山良子との「やもり」をはじめ、上原ひろみ、YUKI など、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも多い。
2020年、三味線奏者の上妻宏光との新ユニット「やのとあがつま」を結成し、アルバム『Asteroid and Butterfly』をリリース。宇宙飛行士の野口聡一氏との対談による書籍「宇宙に行くことは地球を知ること」が光文社新書から発売中。
2021年にソロデビュー45周年を迎え、アルバム『音楽はおくりもの』をリリースした。
2022年9月、自身のアルバムがモチーフとなった映画「LOVE LIFE」が公開、同作のアナログ盤がリリースされた。
1976年「JAPANESE GIRL」でソロデビュー以来YMO との共演など活動は多岐に渡る。rei harakami との「yanokami」、森山良子との「やもり」をはじめ、上原ひろみ、YUKI など、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも多い。
2020年、三味線奏者の上妻宏光との新ユニット「やのとあがつま」を結成し、アルバム『Asteroid and Butterfly』をリリース。宇宙飛行士の野口聡一氏との対談による書籍「宇宙に行くことは地球を知ること」が光文社新書から発売中。
2021年にソロデビュー45周年を迎え、アルバム『音楽はおくりもの』をリリースした。
2022年9月、自身のアルバムがモチーフとなった映画「LOVE LIFE」が公開、同作のアナログ盤がリリースされた。